「死にたい・消えたい」に対してカウンセリングは意味があるのか?

こんにちは。
大阪・堺市カウンセリングルームのどか。心理カウンセラーの武田です。

 

ストレスが強く、生きづらい毎日が続いて、もう消えてしまいたいなあと思うことはありませんか?
孤独で味方になってくれる人もいないし、これから先も楽しいことがあるとは思えない…。
こんなに苦しい毎日なら生きてる意味がないし死んだほうがマシかも知れない…。
そんな気持ちになることはないでしょうか?
でも、本当はできることなら、死なずに少しでも今より楽な人生を送りたい。
心の奥には、そういう思いもあるかもしれないですね。
そして藁をもつかむ気持ちで、「カウンセリング」を思い当たったという方もいると思います。
 

だけど、次のような疑問も一方で感じるかと思います。
カウンセリングってどういう意味があるんだろう?受ける意味があるのかな?
「死にたい・消えたい」という気持ちを魔法のように消してくれるんだろうか?

カウンセリングを受けたら次の日から幸せになれるんだろうか?
 

こういう疑問が湧いてくるのは当然です。
死にたい・消えたいほどつらい気持ちが溜まっている時は、「カウンセリング」に対する期待も当然大きくなります。

だからこそ、カウンセリングの意味を知りたくなるのは自然なことですね。
今回は私なりにその疑問に答えていきたいと思います。 

知人に相談するのと、カウンセラーに相談するのと、何が違うか

「死にたい・消えたい」という気持ちを、知人に相談するのと、カウンセラーの私に相談するのではどこが違うのか。

実体験をもとに書いていきたいと思います。

 

まず、知人に相談した場合です。
実は私が教師だったころ、あまりのストレスで、もう身も心も消滅してしまいたいと思ったことがありました。

その時、先輩の教師に相談したのですね。

私は「もう生きていても何一ついいことないから消えてしまいたい」と言いました。
すると先輩は驚き、私に死んでほしくないとの思いからか、私を説得しようとしました。

 

例えば、
「残された人が悲しむよ」
「命は一つしかないよ」
「死ぬ気になったら何でもできるよ」
「生きていれば必ずいいことがあるよ」 

「絶対に死なないと約束して!」
などと、私が死なないように必死で、説得したり念押しをするのですね。
 
もちろん、先輩は私のためを思って言ってくれているのです。そのことには感謝しています。
言っていることも正しいことだと思います。 

ですが、先輩には申し訳ないのですが、私はそういう言葉をかけられても全くうれしくも楽にもならなかったのですね。
 

私は「死なないように説得されること」を期待して、先輩に相談したのではないのです。
私が、そのとき望んでいたこと。
それは、「消えたいと思うほどのつらい状況や気持ちをわかってほしい」ということだったのです。
私の消えたいほどの苦しさを、悲しさを、やるせなさを、否定せずにわかってほしかったのです。
 
私はこの体験から「死なないように説得する」ことよりも「死にたいほどの苦しさや悲しさをわかってあげる」ことのほうが大切であることを学んだのです。
「たった一人でいい。この消えてしまいたいほどの苦しみを、ただそのままわかってほしい…。一緒に感じてもらいたい…」あなたは、そんなふうに感じたことはないでしょうか?
 
ですので、もしあなたが「死んでしまいたい、消えてしまいたい」という相談で、私のところに来られた場合、
私はあなたの死にたいほどの苦しさや、悲しさや、やるせなさを、十分聴かせていただき、一緒に感じて、あなたの気持ちをわかろうとします。そして、あなたのつらさに寄り添いたいと思います。
 
もちろん、あなたに対して、否定したり、説教したり、行動改善を要求したりもしません。
そんなことをすれば、きっとあなたは苦しくなってしまうからです。
消えたいほど苦しい時は、心のエネルギーが弱っているのだと思います。
まずは、心を癒して、心のエネルギーが回復していただくことが大切だと思っているのです。

心を込めた傾聴は、「癒し」と「気づき」をもたらします

ここまで読まれた方の中には、「なんだ、傾聴するだけか」と思われた方もいるかもしれませんね。
ですが、「死にたい・消えたい」という苦しさ対して、私は、傾聴こそ意味があると思っているのですね。
私のカウンセリングを受けた方の感想をご紹介しますね。
 
先日は3時間以上、聴いていただきありがとうございました。聴いてもらった後は、体重が軽くなったと感じるくらい、心も軽くなりました。実際には、悩んでいることが解決したわけではないのですが、今は少なくとも「死にたい」という気持ちは
なくなりました。ちょっと心にゆとりができたような気がします。本当にありがとうございました。(40代女性)
 
こんなに自分のことを話したのは生まれて初めてでした。家族には死にたいとは相談できなかったので。なんでこんなに私だけ不幸なんだろうという悔しさや悲しさをいっぱい話させてもらいました。何時間も先生が私のことを否定しないで最後まで聞いてくださったので、なんだか心が溶けていったというか、不思議な感覚があって、心が楽になりました。話しているうちに自分の気持ちも整理できて、死ななくても何とかなるかもって、ちょっと思えるようになったのがうれしいです。安心して話せる場所ができたのも、私にとっては大きいです。また、よろしくお願いします。(30代女性)
 
話している途中で泣いてしまったり、何度も洟をかんだり(笑)、話がとんでしまったりしましたが、先生が丁寧に最後まで聞いてくださり、長年たまりにたまった苦しさを吐き出すことができました。頑張っても頑張っても報われないどころか、苦しさしかないという気持ちを、小学生の頃の話から今に至るまでたっぷり話してスッキリしました。全く否定しないで、味方になって聞いてくださったので、安心して話すことができました。話しながら気づいたのですが、人の期待に応えすぎてたと思います。これからは少し開き直って自分を大切にすることも大事にしていきたいです。話を聞いてもらって救われました。長時間ありがとうございました。(40代女性)
 


いかがでしょうか。

もうだめだと思っていても、2人で対話すると何とかなりそうな希望が見えることもあるのですね。
あなたの存在を肯定し、尊重するような傾聴は「癒し」と「気づき」を生みます。
もしあなたが今、一人で絶望を感じているのならば、いつでもご相談くださいね。